石和温泉駅が、全面リニューアルされることはご存じでしょうか。
現在のレトロな駅舎もまた温泉宿のような風情が有るのですが、車いす利用者、また視覚聴覚にハンデのある方にとっては、とてもバリアが高い施設で有ったことも確かなのです。甲府方面の電車に乗る場合ならそのまま改札抜けられるのですが、東京方面のホームにたどりつくにはぐるりと回らなければならない。また、北口に住まわれる方も一旦南口に回ってから改札となるなどの問題点が有りました。
これらを解消すべく、いよいよ駅舎の全面リニューアルが開始されます。
そこで、行政から全ての人が使いやすい施設を目指し、ハンデのある地域住民の意見も聞かせていただきたいと言うことで、市福祉総務課経由で支援センターが窓口となり、意見交換会が開催されました。
この席には支援センターをいつも利用している車いすの方や杖での移動をしている身体・精神のハンデの方や、聴覚、視覚障がいの団体や保護者からの代表者が参加されました。
行政担当者からは設計図や分かりやすい模型、実際のエレベーターやトイレの空間が分かるようにと手作りのゲージなどで説明がありました。
これによると、駅舎はホームを上空で横切る橋のような形式となり、南と北が繋がります。北側の駅前も整理されるとのこと。改札や券売は上の部分になり、1階部分は公共トイレなどが配置されるようです。限られたスペースを利用し、多目的トイレも広く設計。駅舎内の移動はエレベーターがそれぞれに配置され、南北どちらからも入れ、また甲府東京どちらのホームにも乗り降りが可能になっています。またエレベータだけでなく、エスカレーターも配置されるとのことです。
参加者の意見として、エレベーターやトイレ内の広さやスイッチの場所、点字ブロックや案内板の配置、床の素材、排水などの工夫が検討。また設計図も用途別に色分けしてから説明して頂きたいという意見が出されました。
今回の検討会に出た意見を更に検討し、後日また意見交換会を開催して頂けるということになりました。予定として、3月の初め位には行いたいと言うことでした。
ハンデのある方も、誰もが安心安全に使える施設を作っていただけるよう、広く皆さんの意見を求めています。
また、設計図などを見せてほしいと言う方は、支援センターにも資料がございますので、どうぞ見ていただいて、意見を言っていただきたいと思います。
w/p suzuki