2月29日に、これまで生活支援員・市民後見人養成講座を受講された方を対象に「フォローアップ研修」を開催いたしました。昨夜からので、辺り一面
キラキラ光る銀世界の中、12名の市民
が
受講されました。
また、各地域の実習担当の職員や高齢者の総合相談窓口の地域包括支援センターの職員も交え良い学びの機会となりました。
今回の講師は、昨年11月の養成講座(専門コース)の「成年後見制度の概要」を担当していただいた河西社会福祉士事務所(北杜市)の河西俊文さん
河西俊文さんは家庭裁判所に勤務されていた経験もあり、専門家としての見解を市民の皆さんの目線からわかりやすく、終始和やかな雰囲気で進めていただきました
今回は、前回の復習も含め「市民で守る高齢者・障がい者の権利」と題し、自己決定の尊重を中心に「成年後見制度の理念」「後見人に求められる倫理」「身上監護事務」とポイントをわかりやすく伝えていただきました。
市民後見人の特徴として・・・
市民後見の大きな特徴は、被後見人等について家族・親族のサポートが希薄な場合、日常の話し相手や精神的な支えになってくれたり、将来的な生活設計についてともに考えてくれる人であったり、いわば、良き隣人として身近な関係を活かし、その人の生活に寄り添う支援が期待できるところにあります
その中で、「本人保護と自己決定の尊重のバランス」の難しさや「本人が持っている能力を最大限に尊重」し、本人ができることは本人にしてもらう(他人がむやみに干渉しない)事が必要であることを改めて学び振り返る良い機会となりました。
講師の河西先生は、受講者に質問しやすい雰囲気をつくっていただいたので、素朴な疑問や具体的な例も話が上がり実りある時間となりました。
2人の市民後見人(出ッ所さん、
清水さん)の活動報告は、実際の活動を通した生の声を聞くことができ、また事務報告のまとめ方など苦労した点なども報告していただき、2人とも生き生きと市民後見人として活動している様子が受講者にも伝わってきました。(詳しくは、後日ブログにて)
グループワークでは、春の花にちなんだ「さくら
」「たんぽぽ」「チューリップ
」「うめ」の組に分かれて講義の感想、実習の様子や今後の活動についての希望などなど・・・話しに花を咲かせていました。
今後も定期的に振り返り、受講者の皆さんとも活動の様子を話しあったりできる機会を持ちながら活動を続けていきたいといった意見を多くいただき、皆さんと繋がっていくホッとする幸せを感じるひと時となりました。
皆さんお疲れ様でした
後見センターでは、今後も高齢者や障がい者の方々の権利を守るため、その担い手となる市民の皆さんを繋いでいけるようたくさんの意見をもらいながら活動していきたいと思います。
今回のフォローアップ研修会アンケート結果についてはこちら→ フォローアップ研修会アンケート.pdf
市民後見人養成講座について興味のある方は、「後見センターふえふき」までご連絡ください。
その他、成年後見制度に関するご相談等も受け付けています。
後見センターふえふき 受付:月曜日-金曜日(平日) 8:30-17:15
TEL:055-263-5855 FAX:055-263-1769