浅川中学校 福祉学習 第3弾(最終回)
シニア体験

アイマスク体験


12月5日に行った福祉体験の様子をお伝えします

今回の福祉体験はシニア体験とアイマスク体験を行いました

テーマ
笛吹市の資源で福祉体験


(目的)
・生徒の皆さんが普段行っているようなことを体験セットをつけて行うことで、状態によって感じ方が違うことを知り、当事者の気持ちを考えるきっかけとする
・笛吹市の資源をつかって体験することで、市内にさまざまな福祉資源があることを知る


<内容とねらい>
1 やってみるじゃん体操
まず初めにシニア体験セットをつけない状態でやってみるじゃん体操(高齢者の介護予防事業「やってみるじゃん」で行う、高齢者の体に無理のない体操)を行い、その後シニア体験セットをつけて、同じ体操をもう一度行いました

(まずは何もつけずに、いつもの自分で体操) (次はシニア体験セットで、筋力等が低下した
高齢者の状態を体験しながら体操)

「腕を上げるのが大変!」
「同じ体操でもこんなに違って感じるんだ!」
2 白内障体験ゴーグルをつけて新聞等を読む
高齢者が「見えづらくなる」一因である「白内障」の状態を体験するゴーグルをつけて新聞や社会福祉協議会のブログ記事を読み、細かい文字や明るい色が見えづらいことを体験しました

(まずはゴーグルをつけた状態で読みます) (おなじ記事をゴーグルを外してもう一度
読んでみました)
「なんて書いてあるのかよく分からない・・・」 「こういうことが書いてあったんだ!」
「お年寄りが『見えづらい』と言っているのは
こういうことかと、なんとなく分かった」


<内容とねらい>
1 介助者の手引きで昇降口をのぼり、自分の上履きに履き替える
毎日使っている昇降口と玄関で体験することで、普段感じない不便さを感じることで当事者の気持ちを考え、手引きも「当事者が望むやり方」を考えました


「介助の人が案内してくれて良かった」
「いつも使っているげた箱なのに、靴を入れるのが難しかった」
2 「声の広報」を聞く
原稿を見ずに、実際に声の広報を聞き、
視覚障がい者が音声で情報を得ていることを体験しました

※声の広報とは・・・笛吹市広報「ふえふき」の情報を視覚障がい者も得られるように、朗読ボランティアがCDに吹き込んだもの
(みんなで目をつぶって聞いてみました) (その後、聞いた内容の記事を読みました)
「声の広報というものがあるのを初めて知った」 「どんな写真が載っているかも言葉で説明
されているんだとびっくり!」
今回は2つの体験を行いましたが、
人それぞれ性格や特技が違うように、
「高齢者」「障がい者」と一言で言っても、それぞれ得意な事や生活で不便を感じることは違います。
大切なのは、「高齢者/障がい者のAさん」なく、「友達のAさん」と一人の人として見ることです。
そして、その人がどういう人か、どういうことが好きか、どういうことで困っているかを考えることです。
それが伝わるよう、学校と連携し、社会福祉協議会で福祉教育を今後も進めていきたいと思います

地域福祉課 八代地域事務所 簑島