梅雨の晴れ間、6月23日に「生活支援員・市民後見人養成講座フォローアップ研修会」をスコレーセンターにて開催しました。21名の方にご参加いただき、知識を深める良き時間となりました

午前中は「信頼できる人間関係について」と題して
'河西社会福祉士事務所'河西俊文氏に講義していただきました。社会福祉士の倫理綱領の機能、構造、規範について詳しく説明していただき、倫理綱領は、社会福祉士の実践を裏付けるものであって、支援の方向性の指針になることを改めて確認することができました。
また、「所属機関と綱領の精神」と題してグループワークを実施し、短い時間のなかでも活発な意見交換が行われました。河西氏より、支援者自身の思いを自分が所属する組織に伝えること、支援の方向性に迷った時は社会福祉士の理念に立ち返って、その理念を元に行動すること、そしてなにより、信頼関係を大切にするなかで相談者の思いを捉えて支援すること、といった総括をしていただきました。
午後は
'福祉後見事務所ほたり'宮沢秀一氏に「障害の理解」について講義していただきました。対人援助として支援の対象者である「知的障がい者」「精神障がい者」「認知高齢者」とはどのような障がいか、接し方の基本的な態度について詳しく説明していただきました。
お茶を飲んで一息入れたあと・・・
生活支援員・市民後見人となってケースを担当する3つの事例についてグループワークを行いました。グループ発表を受けて宮沢氏から自分一人で抱えるのでなく専門職にも相談し、判断してもらう、地域づくりに力を入れている社協の役割を活用して、一市民としての視点を生かして支援を行う、障がいを持っている相談者をしっかりと見つめ、本人の意思を尊重できるようにする、という総括をいただきました。
当日のアンケート結果から、講座内容・全体のバランス共に良い評価をいただいています。コメントでは、研修を重ねることで知識の習得になる、学習を続けるようにしたい、貴重な時間を持てたなど、多くの受講者から満足のいく内容であったとの回答をいただきました。
今後の予定
*平成27年度の生活支援員・市民後見人養成講座は11月中に、フォローアップ研修会は2月に開催を予定しています。
この研修会は笛吹市高齢福祉課から市民養成講座の委託を受け、養成講座受講者への継続研修を目的として開催しています。
後見センターふえふき 今泉