2月29日、平成27年度2回目の
「生活支援員・市民後見人養成フォローアップ研修会」
をスコレーセンターにて開催しました。
23名の方に参加いただき、
知識を深める良き時間となりました
午前中は「育てよう、かけがえない一人ひとりの人権」
~本人の気持ちを伝えるために~
と題して河西社会福祉士事務所の河西俊文先生に講義していただきました
支援者は所属する機関や組織の責任者に改善すべき点や問題点について
気付いたことはきちんと提言することが大切であり、本人の代弁者として状
況を改革していく勇気を持つことが大事であるということを学ぶことが出来ました
また、「最善の利益を守るための責務」と題してグループワークを
実施しました。
児童養護施設の少年が無断外出をしたために施設の職員が体罰を
与えたが施設長はこの事実を外部には公表しないこととしたという
事例に対して
※あなたが施設長だったら・・・
※また児童相談所の担当ワーカーだったら・・・
という仮定でみなさんで多くの意見を出し合っていただきました
河西先生からはまずは事実関係を確認し、少年に謝罪にすること、差別、
偏見の問題と結びついているか見極め、そのような状況であるならば改
善していくことが必要である、少年と対等な立場で対応していく、といった
統括をしていただきました。
午後は「対人援助の方法」
ー本人への寄り添い方ー
と題して福祉後見事務所ほたり宮沢秀一先生に講義していただきました
日常生活支援事業の利用者、成年後見制度の利用者は、自分の意思を、
うまく表現できなかったり、判断能力が不十分な方であったりするため支援
者はご本人の気持ちをしっかりとくみ取りながら、本人とともに、あるいは本
人に代わって判断したり援助したりすることが求めらる。そのためには、より
丁寧な支援が必要であり、信頼関係をつくることが必要であるということを学
ぶことができました

その後の対人援助に必要な技術を学ぶ2人一組のグループワークでは、
みなさん、とてもいきいきとグループワークをおこなっていました
当日のアンケートからは、
繰り返し受講することで認識を新たにしたり、とても勉強になる
グループワークはとてもよかった、充実した時間を持てた
勉強すれば勉強するほど、難しく、相手の心を尊重することが大切であること
がわかった
などなど、充実した時間を過ごしていただくことが出来たように思います
ありがとうございました
※この研修は笛吹市福祉総務課から市民養成講座の委託を受け、
養成講座受講者への継続研修を目的として開催しています。
後見センター 今泉