6月3日(金) 一宮中では福祉体験が行われました。
今回は1学年105名を対象に、
1.高齢者や障がい者の状況・心情を理解する。
2.介助の必要性や難しさについて考え、感謝や思いやりの気持ちを持つ。
という目的のもと3つの体験を行いました。
(1)車いす体験
介助者として車いすの操作はもちろん、
体験者として車いすに乗り、坂道・砂利道・段差等を通り、水道を使うことなどの体験を行いました。



≪感想≫
「普段使っている水道ってなかなか手が届かなくて、車いすだと使いにくい。」
「歩くときは気にしていなかったけど、車いすを押してみたら道の傾斜って結構あって大変。」
(2)アイマスク・白杖体験
アイマスクと白杖を使用し、ブラインドウォークの体験を行いました。



≪感想≫
「見えないことがこんなに疲れるとは思わなかった。」
「介助してくれる人の声掛けで安心できた。」
(3)高齢者疑似体験
今回は山梨県立介護実習普及センターの方に講師になっていただき、
もみじ箱(高齢者疑似体験セット)を使用し、80歳の高齢者になるという体験を行いました。
また、地域のボランティアにもご協力をいただきました。



≪感想≫
「高齢の人が、なぜ身体を動かしにくいのかわかったような気がする。」
「一本の杖があるだけで、支えになってくれるのには驚いた。」
今回の3つの体験を通してさまざまな気づきの発言が多くあり、
高齢者や障がい者の状況や心情を理解するという目的は達成されたのではないでしょうか。
また地域で子どもから高齢者・障がい者さまざまな立場の人と
みんなで共に生きていくということを感じ、
相手を理解する・思いやることの大切さを知るきっかけになればと思います。
さらに7月8日(金)ALSの方からの福祉講話を計画しており、
その様子をまたお伝えします。
一宮地域 宮下