訪問介護事業所では、ヘルパーの質の向上を図るため
毎月、ヘルパー学習会を行なっています
今回のヘルパー学習会は、2月24日(金)
八代福祉会館にて『調理実習』を行いました
調理実習では、架空の利用者を設定し
その方のサービス計画書や疾患等に合わせ
グループを作って、決められた同じ材料で
事前に打ち合わせた後、当日臨みました
想定したご利用者は、慢性腎不全・糖尿病のある60代の女性です。
自分で調理したいという希望もある方です。
調理を始める前には栄養士より、使用できる塩分・水分量などの
目安について助言を受け、再確認を行ないました。
各グループごと、それぞれ工夫を凝らして調理を行ないました。
▼調理実習の様子▼


▼完成した調理品▼

≪1班≫
豆腐と大根のそぼろあんかけ・もやしの和え物・
キャベツとほうれん草の和え物・中華風炒め煮・肉じゃが
*工夫点→全て茹でこぼし、野菜をしぼったこと。
≪2班≫
豆腐のそぼろあんかけほうれん草添え・肉じゃが・八宝菜・
もやしとほうれん草のナムル・大根の煮物・キャベツのサラダ
*工夫点→豆腐のそぼろあんを作ったことと、品数多く作ったこと。
≪3班≫
肉団子入り煮物・ほうれん草の白和え・中華風炒め物・もやしの炒め物
≪4班≫
肉団子・もやしとほうれん草のナムル・ほうれん草の白和え・
キャベツポン酢がけ・肉じゃが・大根の金平風
*工夫点→肉団子に白滝を入れてかさを増やしたことと、品数多く作ったこと。
*栄養士より講評(調理のポイント)*
・茹でこぼした野菜はその後しぼると少ない調味料で済む。
・煮物を盛り付ける際には、煮汁の量に注意する(塩分・水分制限があるため)。
・調味料を計ること。
・本だしや中華だしはおよそ半分が塩分であるため、できれば鰹節や昆布でだしを取ること。
・香味野菜や香辛料を上手に使って、塩分使用を少なくすること。
・マヨネーズを活用すると良い(塩分1gあたりの相当量は大さじ4杯)。
→ただし、カロリーに注意すること。
調理後は栄養士より講評を受け、調理実習の振り返りを行ないました。
その後は、皆で試食会を行ないました
他のグループの調理品も試食し合い、お互いに意見交換を行ないました
ヘルパー同士が一緒に調理を行なうことを通して
様々な調理方法などについてもお互いに学ぶことのできた研修会となりました
また次回も、ヘルパー学習会の様子をご報告したいと思います