梅の花が咲きはじめ、春の気配を感じられるようになりました
皆さま、お変わりなくお過ごしでしょうか
今年度2回目となる笛吹市委託事業「生活支援員・市民後見人養成フォローアップ研修」が修了しました!
今回の研修の目的は・・・
『市民生活支援員活動報告から支援員の活動内容を知る』
『本人・家族にとってより良い支援を行うために自分たちならどんなことが出来るかを考える』
でした。
今回の研修は事務局だけで企画するのではなく、実り多い研修とするために実際に活動している市民生活支援員さんと一緒に研修内容の検討を重ねました当日は21名の方が受講してくださいました!
研修内容は・・・
※市民生活支援員藤本幸子さんより
「市民生活支援員の活動について」の発表
※グループワーク
「より良い支援とは何かを考えながら活動報告を聞いての感想・意見」
「より良い支援を行うために自分たちは何が出来るか」
を話し合う
でした。
統括・助言を林信治アドバイザーにお願いしました。
藤本支援員からはグループホームに入所している知的障がいの方についての活動報告をしていただき、本人の言葉を聞き、本人の意向を大事にしながら支援を行っていること、社協や施設職員と連携しながら本人を見守っていること、藤本支援員が大切にしている本人との関わり方を伝えていただきました。
石和地域事務所村松氏からも藤本支援員は話しやすい雰囲気を作りながら本人と向き合う支援を行っていて、本人にとって「分かってくれる人」であるという本人の言葉を紹介しました。
グループワークでは多くの貴重な意見が出されました。
「支援員の一方的な考えを押し付けるのではなく、共に歩む姿勢を心がけることが大切」
「本人のペースにあわせる。家族の視点も大事にし、現時点では家族がどこまで本人を支えられるか、今後の望みは何なのかをしっかりと捉える」
「本人・家族が地域のなかで安心できる場をもてるようにする」
などなど本人・家族との関わりの視点、そして、地域とのつながりの視点から自分たちは何が出来るか、何から支援を始めるかを考えることが出来ました

各グループには家族会・当事者の方も参加してくださり、支援員とは反対の立場、支援を受ける側からの意見を言っていただきました。
「その人にとって良い制度を選べるような体制、地域でのしくみづくりを求める」
「人生において親以外でも信頼関係をつくっていくことはとても大変なこと。そんな関わりが多く出来ることを願っている」
といった言葉が聞かれました。
グループワークの意見をもとに林アドバイザーより
「地域のなかで市民としての理解者が増えることで障害についての理解を深められる地域づくりができる」
「支援の中で情報を提供し、利用者に選択してもらう、自己選択、自己決定できる関わり方をすることがより良い支援へとつながる」
といった助言、統括があり、受講者のみなさんへの研修のまとめとなりました。

アンケートの結果の自由記載より一部抜粋です。
「今回の研修では家族会の方に入ってもらい、現状を聞き、意見交換が出来てよかった」
「地域との関わりがとてもよく理解できた」
「今日の研修はすべてが勉強になり、豊かになって帰れます」
受講者のみなさんが今回の研修会の内容に満足してくださったと感じています。
ありがとうございました!
また次年度も今年度に続いて、生活支援員・市民後見人の養成に力をいれ、活動を支えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします
後見センター 今泉