笛吹市自立支援協議会の事業者部会では、市内の障がい者が利用している福祉事業所において、どのような授産品等があるかを紹介する「授産品カタログ」を作成しました。

現在、障がい者が利用出来る福祉事業所のうち、地域での日中活動を目的とした地域活動支援センターや、就労の事前準備を目的の就労移行支援、就労の訓練を目的とした就労継続支援A型、B型等があります。
それぞれの特色を生かした授産品の製作や販売、行政や一般の会社から受注を受けて行う、印刷や清掃の仕事等がありますが、今まではどこにどんな物が売っているのか、或いはどのような仕事を請け負っているのかは、それぞれの事業所が独自に広報するしか方法はありませんでした。
また、授産品を作っても販売する経路確保が難しく、利用者に支払う工賃もごくわずかな額となってしまう傾向があります。
そこで、笛吹市基幹相談支援センターが中心となり、支援協議会事業所連絡会として市内事業者が集合。協議を重ねて、業所紹介から授産品の紹介などがわかる「授産品カタログ」が出来上がりました。

このことが、5月30日の山梨日日新聞に掲載されました。
早速、「新聞記事を見た」という問い合わせがあり、授産品についての交渉が始まった事業所があったとのことです。
笛吹社協でも、笛吹市内で3箇所の地域活動支援センター(八代育美会、春日居ふれあい工房、一宮夢ふうせん)があり、毎日様々な活動を展開しています。企業からの委託作業としての箱折り作業や農作物のジャム作り、揚げ菓子作りなどの売り上げを、利用者工賃として配分しています。
様々な障害を抱えた方が仕事をしたい、という思いがあっても、本人が望む収入には程遠く、また自分が作った授産品がどのように活用されるのかということが分かりにくく、本人のやりがいに繋がりにくいといったこともあります。少しでも多く利用者の工賃アップに繋がり、やりがい・生きがいに繋がるよう、皆様のご協力をお願いします。
また福祉の情報サイト「WAMNET」でも、この情報が取り上げられています。
http://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/top/fukushiiryounews/20170531_114500.html
suzuki