この度、第3次地域福祉活動計画を発行しました!また、合わせて広報誌かけはし29'夏号に概要版を掲載しました。各町の活動計画(地域版)と一緒に全戸配布されますので、是非、ご覧ください。



〇地域福祉活動計画とは
「地域福祉」とは、子どもから高齢者まで、障がいのある人もない人も、誰もがその地域で、いきいきと自立した生活を送れることを目指し、地域における様々なサービスや活動を組み合わせて、共に支え合い・助け合う社会づくりを具体化することです。それを具体化するために、社会福祉協議会が中核的役割を担い、地域住民、行政機関などと協力し、民間サイドからの福祉のまちづくりを進めるための活動及び行動の計画が『地域福祉活動計画』です。
また、笛吹市が策定した「第3次地域福祉計画」の基本理念「普段から 笑顔でふれあう 共助共生のまち ふえふき」を実現するための行動や活動を具体的に示した計画となります。
〇根本的な視点
社会福祉協議会では、平成 19 年度から「地域福祉活動計画(こんなまちであったらいいな 安心して暮らせる幸せあふれるまちづくり)」を策定し、計画の実現に向けて様々な事業に取り組んでまいりました。しかし、「活動計画って社会福祉協議会の計画のこと?」という多くの住民の皆さんの反応から、これまでの計画について、住民の皆さんがその意義や目的を理解し、「自分達の計画である。」と主体的に活動に取り組める計画であっただろうかという課題が明らかになりました。
そこで、第3次地域福祉活動計画は、「住民が主役」の基本的視点に立ち、住民の皆さんの声を聴き、住民の皆さんと一緒に作り、一緒に目標に向かって取り組むことのできる計画を作っていくことを基本姿勢としました。
具体的には、各町の地域福祉を推進する住民の皆さん達で組織する「地域福祉推進委員会」を中心として、地域座談会を開催することから、住民の皆さんとの協働作業が始まりました。
「地域の声よ!集まれ」と7つの町で、地域座談会を開催し住民の皆さんの声をたくさん聞かせていただいたところ、皆さんが、自分の住む町のことを、自然豊かで美しいまちであると誇りに思って愛情をもっていること、そして、その町をより良くして未来の子どもたちに残したいと思っていることが分かりました。福祉のまちづくりを実践していくためには、住民の皆さんの「地域愛」が何より必要であり、7つの町の地域愛をもとに、自分の町をより良くする計画を皆で一緒に作っていくこととなりました。
〇具体的な目標
地域座談会で出たたくさんの意見をもとに、住民の皆さんが話し合いを重ね、それらの意見をまとめて、町ごとの特徴や課題にもとづいた7つの町の活動計画が策定されました。また、7つの町の話し合いの内容をまとめることから、市全体として取り組むべき課題が明らかになりました。その結果、取り組み内容は「知りあい」「つながりあい」「みとめあい」「そだてあい」「ささえあい」「見守りあい」「助けあい」の7つにまとめられました。
この第3次地域福祉活動計画策定の過程において共有された「住民が主役」の考え方と、住民の皆さんの「皆で一緒にやっていこう」という意識と活動実践は、今後の計画の実現に向けた大きな原動力となりました。この原動力をもとに、社会福祉協議会は、住民の皆さん、関係者の皆さん達と一緒に、全力で、福祉のまちづくりを進めていきます。
〇第3次地域福祉活動計画策定までの経過
第3次地域福祉活動計画の策定では、住民の皆さんによる7つの町での地域座談会並びに地域座談会開催の準備とまとめのための地域福祉推進委員会が開催されました。これらの会議等の開催に際しては、区長・委員長等との事前打合せを数回行いました。
社会福祉協議会では、地域住民や関係機関等の代表者による策定委員会、事務局会議、全職員による作業部会などが行われてきました。
この策定までの経過を次に示します。

平成28年2月に境川町で開催され、その後、すべての町で開催された地域座談会については、こちらからご覧になれます。
★かけはし28'夏号『住民の声を地域づくりにつなげる地域福祉推進委員会』
☆かけはし29'冬号『第3次地域福祉活動計画策定に向けて 地域の声よ集まれ 地域座談会のご報告』
平成28年3月に実施した、民生委員・子育て関係者へのアンケート集計結果については、第3次地域福祉活動計画の資料編(p60から67)に掲載されています。
平成28年6月14日に開催した第1回策定委員会の様子は、こちらからご覧になれます。策定委員の委嘱、正副委員長の選任、アンケート結果の共有等を行いました。
☆『第3次地域福祉活動計画』第1回策定委員会を開催しました!
平成28年9月15日に開催した第2回策定委員会の様子は、こちらからご覧になれます。特別アドバイザーの市川一宏先生に「多世代交流・共生のまちづくりの実現における地域福祉活動計画策定の意義について」のご講義をいただき、策定委員の皆さんより、自分が携わっている立場での地域づくり、地域起こしをするにはどうすれば良いかについて、活発な意見交換が行われました。
第2回策定委員会の前後で、市川一宏先生のご指導のもと、職員研修、地域座談会開催のための講習会、職員懇談会を開催しました。これには当会地域福祉課のリーダーが全員参加し、各地域の地域づくりを実践しているリーダーの現状の課題や悩みに対して助言をいただきました。また、地域座談会の開催に向けて、KJ法やワークシートを用いてのニーズ把握の方法を学びました。職員懇談会には若手職員が参加し、業務への思いや悩み等を聞いていただきました。
平成29年2月12日に開催した第9回笛吹市社会福祉大会では『支え合う地域づくりの実現を目指して いま、動きだそう』というテーマのもと、市川一宏先生を講師に迎え、基調講演・シンポジウムを行いました。
★かけはし29'春号『支え合う地域づくりの実現を目指して いま、動きだそう』
そして、福祉大会終了後、7つの町の住民と市川先生、社協との意見交換会を開催しました。

さらに、翌13日には職員研修会を開催し、市川先生より、各地域から出た意見の整理の仕方について学びました。
平成29年3月30日に開催した第3回策定委員会では、これまでの経過をもとに素案が提出され、審議を行いました。
さらに、5月2日から7日まで、パブリックコメントを実施しました。
※下記リンクより、第3次地域福祉活動計画のページにアクセスできます。ぜひ、ご覧になってください。