笛吹市障害者自立支援協議会の事業者連絡会が開催され、その中で、地域生活拠点の事業整備の演習が行われました。

地域生活拠点事業は、地域で暮らす障がい者等が、より安心して暮らすことの出来る支援拠点を確保していこう、という国の事業です。
障がい者が地域で暮らすための各種サービスについては、以前よりは数多く整備されており、介護を中心とした居宅介護給付や、障がい者独自の就労系サービス等は増えています。
しかし、例えば介護する家族の急変や、事故などの突発的な事が発生した場合など、応急的にサービスを利用できる状況にはありません。
そのため、安心して地域で暮らし続けるための「拠点」となるような施設やシステム(ちょっと泊まれる、ちょっと居場所となるような)を地域内で作っていくことが求められ、平成31年度には稼動することが求められています。
笛吹市は以前から山梨市・甲州市と繋がりがあることから、定期的に3市で話し合いを重ね、協力し合いながら、この拠点作りを目指すこととなりました。
大まかな目標として、29年度中には体制整備を行い、30年度には実際に対応出来るようなネットワークや協力体制の完成を目指しています。


その一環として、笛吹市内事業者に集まっていただき、仮想のケースを基にどのような体制や仕組みがあれば受け入れが可能なのかを考える演習を行いました。通常のサービスの受け入れと違い、本人の情報、家族のことなど、事前には分からないことばかりで受け入れることとなります。職員体制、施設の設備、送迎の問題、経済的な課題・・・今まで想定したことのない課題が少しずつ浮き上がってきています。
支援センターは、相談支援事業所としてこの拠点事業に参加しています。どのような情報が必要なのか。人的資源の共有は出来るのか等々・・・
今回の演習では、まだまだ市を超えてのやり取りをイメージ出来てきた、とは言えない状況です。今後も話し合いを詰め、平成30年内には協力体制が確立できるようにしなければ・・と考えています。
w/p suzuki