7月6日に石和西小学校の体育館で開催された「避難所体験訓練」に「石和町地域福祉推進委員会」と「当事者・家族部会(笛吹市地域自立支援協議会)」で展示等見学で参加してきました。
この避難所体験訓練は、笛吹市が主催で、指定避難所の状態を知る体験型訓練と展示・啓発・体験による災害知識の向上・防災意識の高揚を高められるように開催されました。
さっそく当日の様子をお伝えします。
受付の様子
事前申込みは、訓練参加(避難所宿泊)20名、展示等見学参加40名の申し込みがありました。

開会式の様子
7月6日午後1時頃曽根丘陵断層帯を震源とするマグニチュード6.1の直下型地震が発生し、笛吹市では震度6強のゆれを観測、家屋の倒壊、ライフラインへの被害も発生し午後7時の時点で電気、水道の復旧の目途も立っていない状況で、笛吹市及び石和西小学校避難所運営委員会は、自宅に帰る事ができない住民の受入れのため避難所を開設した状況を想定して訓練の開始となりました。
簡易トイレの説明、会場では実際にこのトイレを使用します。
スマートフォンを充電する携帯用ソーラー充電器とバッテリーと非常用照明、テント

非常食は、そのまま食べられる「ご飯」まで様々なものが展示されていました。
缶詰など、ちょっとアレンジして、おいしく食べられる工夫も紹介、うんおいしい!

簡易ベッドとエアマット、今回訓練参加者は、エアマットを床の上に敷いて寝泊りします。
ダンボールベッドはハニカム構造で丈夫なつくりになっていました。
一区画は、1.5m×2m、実際はこの大きさで一家族分の大きさになるそうです。
当事者・家族部会でも、みんなで「笛吹市災害時お手伝いバンダナ」を付けて、色々なブースを見学・体験してきました!
聴覚障がいのある方も、手話通訳さんを通して説明を受けました。手話通訳さんがいない時のために筆談用のボードも持参しています。

視覚障がいのある方も、ベットを体験。手の感触でベットの高さや大きさを確かめます。
寝返りができるかな...と挑戦してみました。少し狭くて動くのは難しそう。

色々な用途で使うことのできるテント。避難所にこれがあったら少し安心かも...?
車椅子でも入れるか体験。車椅子に不便な段差もなく、テントの中は広くて車椅子が入っても余裕がありました。

体育館の中はとても暑く、明かりが消え始めると訓練とは言え少し不安な気持ちになりました。

今回の避難所体験訓練のアドバイザー「結の家」から、避難所生活で起こり得る情報など教えて頂きました。
不足する食糧の奪い合い、不衛生なトイレ、治安の悪化など・・・
対策として、今回のよう避難所体験訓練で、避難所生活でのルールや役割分担等事前に決めておくと良いというアドバイスをいただきました。
災害に強い地域づくりには、今回のような体験訓練等に参加することや、防災意識を高められるよう普及啓発を続けていくことが大切であると改めて感じることができました。

当事者・家族部会でも、自分の障がいのことだけでなく、色々な障がいのある方の立場に立って考え、助けあえることは何か、自分にできることは何か、改めて考えることができました。
これからも、様々な機会に積極的に参加していきたいと思います!!
こんなまちだったらいいな 安心して暮らせる 幸せあふれるまちづくり
つなげよう つたえていこう 温かい心 いさわ
石和地域事務所:萩原
支援センターふえふき:川口