今月のヘルパー研修会は『救命処置』について学びました。
11月16日、救急救命士の方を講師に、八代福祉センターで救命処置講習会が開催されました。
同日、講習会を受講した訪問介護事業所2名のヘルパーより、伝達研修が行なわれ救命処置について学びました
救命処置の一連の流れを確認した後、1人ずつ救命処置の実習を行ないました
消防署の訓練用人形をお借りして、心肺停止時の救命処置を行ないました
≪心肺蘇生法≫
ポイント:胸骨圧迫は、圧迫部位やテンポ(1分間に100回から120回位)に
気をつけて胸が5cm位沈むまで、30回しっかりと圧迫します。
人工呼吸では息を約1秒間2回吹き込み、胸が上がるのを確認します。




≪AEDの使用≫
ポイント:電極パッドは心臓を挟むように胸の右上と胸の左下側の位置に貼ります。
胸が濡れているときには拭いてから貼るようにします。
周囲の人に離れるように伝えます。
その他、119番通報のタイミングについてや、ベッド上・浴室・浴槽にいた場合にはどのような対応をした方が良いか、判断に迷ったり、場合によっては119番通報の際に指示を仰ぐ必要があることを確認しました。
*参加したヘルパーの感想*
◎人工呼吸で、肺に上手く空気が入らず胸を膨らます事が難しいと感じた。講習を定期的に受けて練習したい。
◎気軽に意見交換が出来て、疑問点などを投げかけられ解決方法を共有できてよかった。
◎時間が空くと忘れてしまうことも多いため、今後も講習を定期的に受けてしっかりと身に付けたい。
◎全員が実際に救命処置(心肺蘇生)の実習ができて良かった。(伝達講習を行なったヘルパー)
◎実体験した同僚の話を聞き、まずは119番通報して指示をもらうと落ち着いた行動が取れると思った。
訪問介護業務に従事しているヘルパーは、いつ救命処置が必要な場面に遭遇するか分かりません。また、ヘルパー1人で対応しなければならない場合が想定されます。
そのときに、落ち着いた対応や適切な処置ができるよう、今後も毎年学ぶ機会を作る予定です
当訪問介護事業所では、独り暮らしのご利用者を中心に、緊急時に備えてご利用者に関する情報が明記されている用紙を冷蔵庫内に保管させて頂いています。
これにより、119番通報時に適切な情報を伝えることができ、迅速かつ適切な救命処置へと繋げることができます。
最後に、大塚製薬様からご寄付を頂きましたOS-1を
ご利用者、ヘルパー一同飲ませていただき
無事に、今年の猛暑を乗り切ることができました
今年の冬も、ウイルス感染症に注意し
OS-1を活用しながら冬脱水を予防して
ご利用者の健康管理に努めていきたいと思います
訪問介護事業所
猪狩