10月26日(金)石和南小学校4年生の授業で福祉講話、福祉体験が行われました
ブラインドサッカー選手による講話
ブラインドサッカー体験
アイマスク体験(アイマスクを装着して白い杖を持って生活体験、介助体験)
ブラインドサッカー選手による講話

色を教えてくれる機械

携帯電話の、音声でのメール確認、作成機能

ブラインドサッカーの試合の様子(DVD)

転がると音が出るボール

ヘッドギア





児童さん「ごはんはどうやって食べているんですか?」
栗木講師「『副菜は午後2時の場所』など、お皿の場所を時計の針の場所に当てはめて教えてもらい、自分で食べています」

内 容





講師:山梨ブラインドサッカークラブ 代表 栗木 二仁 様
まず栗木講師より、ご自身の生活についてお話いただきました。
児童の皆さんは特に、視覚障害者が生活の中で活用している機械に興味津々の様子でした

栗木講師が持参された機械をいくつか紹介します



服にかざすとを教えてくれます。
「黒です」
「おおー!」と、児童の皆さんからはどよめきが



受信したメールの内容を読み上げるほかに、メール作成画面で文字を打つと変換候補を読み上げます。例「ほうそう」→変換「包装」「放送」「法曹」・・・
つづいて、ブラインドサッカーについてご紹介いただきました





転がるとカラカラと音が鳴ります。
またボールをもつ選手を追いかける際は「ボイ!」と声を発しながら追います。
これはボールをもつ選手が周りのプレイヤーの様子を把握することで、危険回避をするためのルールです。


選手同士の衝突や転倒などでの外傷を予防するためのものです。
その後、いよいよブラインドサッカーを体験

アイマスクをつけて、シュート





キーパーは、安全のため晴眼者(視覚障害がない人)と決まっています。
また同時に、アイマスク体験(アイマスクを装着して白い杖を持ち、生活体験・介助体験)も行いました

初めに社会福祉協議会職員(萩原・霜鳥)より白い杖のもち方や介助方法、注意点等を説明

その後2人一組になり体験

まずは平らなみちを歩き・・・

階段を上り舞台に設定した障害物(コーン)をよけ、段差(マット)の昇り降りを体験

階段を下ります

※階段を下りる時は安全のため白い杖は手に持ち、介助者と段数を数えながら下ります
最後に、アイマスクをした状態でイスに座りペットボトルを開け閉め(生活体験)



体験終了後は栗木講師、社会福祉協議会職員よりまとめの話をさせていただきました

終了後も、質問や紹介した機械を見たい児童さんなどが栗木講師の周りに集まっていました







などなど・・・
当事者の方に実際のお話を伺うことで、さらに聞きたい事が出てきた様子でした

またブラインドサッカーを体験する事で障がい者スポーツやパラリンピックを身近に感じ、関心が深まるきっかけとなった授業でした





福祉教育推進事業
福祉教育やボランティア体験などを通じて、いのちの大切さを学び、児童・生徒の福祉のこころを醸成する事を目的として、笛吹市内の小中高等学校を「福祉教育推進校」として指定して、社会福祉協議会より55,000円を上限として福祉教育に関する費用を助成する事業です。
助成金の財源は市民や法人の皆様からご協力いただいた、社会福祉協議会の会費が充てられています。
*笛吹市社会福祉協議会では、福祉教育に関する講師の調整、物品貸し出し等を行っております。また社会福祉協議会職員による福祉についてのお話をすることもできます。
*笛吹市社会福祉協議会では今回、学校の要望によりブラインドサッカー選手の講師調整、また当日のアイマスク体験の講師をさせていただきました。
つなげよう、つたえていこう、温かい心 いさわ

石和地域事務所 霜鳥