2月22日(金)石和西小学校4年生が、笛吹市ふれあいの家にて、障害者地域活動支援センター3型「八代育美会」「一宮夢ふうせん」のメンバーと交流しました
1、2学期を通して「障害」について学んだことから、障害者施設が適当であること
同じ町(石和町)にある施設であること
福祉講話講師とかかわりのある施設であること
当日の様子
八代育美会のメンバーさんが飾り付けや色塗りをした、かわいいウェルカムアーチ
はじめの会
八代育美会、斉藤さんとの交流
組さん
組さん
メンバーさんとお話タイム
他にも笛吹市ふれあいの家の中にある各事業所を見学したり、交流しました

石和西小学校4年生は今年度「総合的な学習の時間」1年間を通して「障害」について学んでいます。
社会福祉協議会(社協)ではこれまで、福祉講話調整等をさせていただきました。
▼▼福祉講話の内容はこちら▼▼
1.(石和地域)石和西小学校で社協職員および義肢装具士による福祉講話が行われました
2.(石和地域)石和西小学校福祉講話:視覚障害者、聴覚障害者による講話<福祉教育推進事業>
3学期はこれまでのまとめとして「自分でできることを考え実践する」ことを目的に、福祉施設で交流することとなりました

担任の先生より社協にご相談いただき、



以上のことから、笛吹市ふれあいの家に訪問することなりました

訪問先として、福祉講話で講師を務めた視覚障害者・斉藤さんが通う「一宮夢ふうせん」の案も出ましたが「一宮夢ふうせん」に小学生50名以上が入るのは難しいと判断、斉藤さんが「一宮夢ふうせん」の職員と共にふれあいの家に来て、交流を行う形としました。
他にも、さまざまな障害のある方が通う「八代育美会」のメンバー、石和西小学区の地域福祉推進委員の方にも来ていただき、にぎやかに交流しました

なお、交流会の内容はすべて児童が、クラスごとにアイディアを出し合って準備したそうです





始まる前・・・
職員よりメンバーさんへ、今日の流れ等説明

メンバーさんにとってもSST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング:社会生活技能訓練)になります。
目標は「それぞれ児童10名以上とハイタッチすること」!

児童の皆さんと先生が到着

歓迎の意を示し、児童が中に入りやすくなればと考えた結果、入口にアーチを設置




はじめの会は1,2組合同で行ったので、石和地域事務所がすごい人口密度に

児童の皆さん狭い中ありがとうございました

この後はクラスごと順番に各事業所を回ったり、交流をしました




聴覚障害者の方も楽しめるようにと、話の内容ややることを紙やボードに掲げながら児童の皆さん自ら、進めてくれました

歌
しあわせなら手をたたこう


「歌であれば視覚障害の方も楽しめるのでは」という児童さんのアイディアによるものです

大きな歌詞カードをかかげてくれて、みんなで盛り上がりました



「しあわせなら最初から
」の部分は、歌詞カードがすべてあがります!


こちらもボードを掲げながら説明してくれました

歌詞カードはこんなかんじ▼▼
こちらもカラフルで見やすい

当日は聴覚障害者の方はいませんでしたが、
障害により音(声での説明や歌)だけより、視覚的に見られるもののほうが理解しやすい方や、紙に流れが書いてあることで見通しがつき落ち着く方もいます。また「見る」対象物があることで集中され、落ち着いて過ごすことができる方もいます。
児童の皆さんが考えてくれたアイディアが、結果的にいろいろな障害の方が楽しめるものでした



メンバーさんもがんばってコミュニケーションをとっていました

福祉講話の講師である斉藤さんに、児童の皆さんがお礼を言う場面も

斉藤さんも児童との再会にうれしそうでした

交流が福祉講話1回きりでなく、また会える、お話できるというのは、同じ地域に住む方が行う福祉講話の醍醐味だと思います



子育て支援センターゆうゆうゆうでは、来ていた赤ちゃんと、児童が絵本の読み聞かせや手遊びで交流

手遊び歌は児童みなさんで覚えたそうです



どの児童も「自分ができること」を考えて準備した様子が感じられ、意欲高く取り組んでいました!
学習指導要領(平成29年度告示)によると「総合的な学習の時間」で習得すべき目標に「主体的、協働的」姿勢があります。
この日の生徒さんの姿勢からは「主体性」(自らの意志、判断で行動する)「協働性」(他者と協力して行う)どちらも強く感じられました

そして育美会のメンバーさんも「コミュニケーションをとる」ことを意識し、積極的に関わっていました

双方の主体性により、大変有意義な交流事業となりました

石和西小学校の皆さん、ありがとうございました

またぜひ、笛吹市ふれあいの家にお越しください

福祉教育推進事業
福祉教育やボランティア体験などを通じて、いのちの大切さを学び、児童・生徒の福祉のこころを醸成する事を目的として、笛吹市内の小中高等学校を「福祉教育推進校」として指定して、社会福祉協議会より55,000円を上限として福祉教育に関する費用を助成する事業です。
助成金の財源は市民や法人の皆様からご協力いただいた、社会福祉協議会の会費が充てられています。
今回、社会福祉協議会では「八代育美会」「一宮夢ふうせん」の職員と共に会場の調整や各事業所と調整などをさせていただきました。
こんなまちであったらいいな 安心して暮らせる幸せあふれるまちづくり
つなげよう、つたえていこう、温かい心 いさわ

障害者地域活動支援センター「ふえふき」、八代育美会、一宮夢ふうせん
石和地域事務所