令和3年1月29日、一宮中学校1年生の総合的な学習で
各クラスに分かれて福祉体験・福祉講話が行われました。
〇ブラインドサッカー体験
山梨ブラインドサッカークラブ代表
栗木 二仁さんに講師として来ていただき、
ブラインドサッカーの説明や、指導をしてもらいました。
ブラインドサッカーではキーパー以外は公平性を保つためアイマスクを着用し、
音と声を頼りにプレーします。
▲シャカシャカとボールから出る音を頼りにして蹴ります
▲声と音は聞こえるけど、ボールを蹴るタイミングが難しい!
声のかけ方、説明の仕方で見えない人の動きやすさも変わることがわかりました。
〇手話体験
講師に宮川 美樹さん、手話通訳者に笛吹市役所の桐原 サキさんに来ていただき、
聴覚障がいについての説明や、どの様にしたらコミュニケーションがとれるかなど
教えてもらいました。
振動目覚まし時計や光るチャイムも実際に触れて体感しました。
▲手話であいさつ
生徒さんからは「テレビや映画を見るときはどうするのですか?」と質問が出ました。
宮川さんの答えは「字幕付きで見ています。」でした。
桐原さんより「新聞のテレビ欄の[字]のマークは字幕放送の意味なので、
家でも試してみてください。」と身近にあることを教えてもらいました。
〇『障害者差別解消法』の福祉講話
障害者差別地域相談員で笛吹市社会福祉協議会
支援センターふえふき所長 鈴木 勝利が講師となり、
「差別ってそもそもなに?」から始まる講話がありました。
▲リオデジャネイロパラリンピックのプロモーション動画など映像を通して
障がいの有無に関わらず、才能豊かに活躍している人たちの姿を見ることができました。
▲イラストを通して、合理的配慮について学びました。
障壁をなくすこと、環境を整えることで、誰もが生活や活動をしやすくなることがわかりました。
生徒さんからは「理解することが大切。」との感想が聞かれました。
ブラインドサッカー体験、手話体験、福祉講話と一日のうちに盛りだくさんの内容でしたが、生徒のみなさんは熱心に学んでいました。
笛吹市社会福祉協議会は誰もが安心して暮らせる共生社会に向け、福祉教育推進事業に取り組んでいます。
'声をかけ 支えあう町 いちのみや'