令和3年11月5日(金)一宮中学校の1年生が授業で福祉講話と
ボッチャ体験を受け、車いすでの生活や、障がいについて学びました

山梨県ボッチャ協会会長兼選手である
小林 俊介氏 に福祉講話の講師をしていただきました。
「スロープを設置しても、角度が急すぎると車いすで登れない。
使う人の気持ちを考えたり、意見を聞いたりすることが大事。」
「山梨ではノンステップバスに乗るためには、前日までに
何時にどこのバス停から乗るのか連絡する必要がある。」

「多目的トイレの広さは、自分には広い方が使い勝手が良いが、
視覚障がいの方にとっては、広すぎると便器までたどり着くのが大変になる。」
などなど教えていただきました。
ご自身のエピソード等交えながら、ゲームに例えるなど巧みな話術で
生徒さんたちも楽しく学ぶことができました。
「障がい者である前に人間。障がい者も一人一人性格が違う。
障がい者だからといって同じ接し方をするのではなく、
一人の人として接してほしい。」と大切なお話を聞くことができました。
続いて障がい者のために生まれたスポーツであるボッチャを体験。
ルール説明を受けた後、早速チャレンジ。
得点を講師と一緒に確認

生徒さんからは
「初めてボッチャを体験して、難しかったけど楽しかった。
ボッチャ以外も色々やってみたいと思った。」
「ボッチャは1回だけやったことはあったけど、
難しくて奥が深いと思った。」
「お互い助け合って、感謝の気持ちを持って
学校生活を送りたいと思った。」
と感想の発表がありました。
小林会長から「ボッチャは障がいがあってもなくても
一緒にできるスポーツ。まさに共生ですね。」との言葉を聞き、
改めて素晴らしいスポーツであると実感しました。
笛吹市社会福祉協議会では、共生社会の実現に向けた
地域づくりの推進に地域住民と一緒に取り組んでいます。
※福祉教育推進事業※
福祉教育やボランティア体験などを通じて、命の大切さを学び、児童・生徒の福祉のこころを醸成することを目的として、笛吹市内の小中学校を「福祉教育推進校」として指定し、社会福祉協議会より55,000円を上限として福祉教育に関する費用を助成する事業です。
助成金の財源は市民や法人の皆様からご協力いただいた、社会福祉協議会の会費が充てられています。
一宮地域事務所
声をかけ 支えあう町 いちのみや