11月13日の山梨日日新聞に、支援センターふえふきが主催した地域啓発研修、「ヤングケアラーって何」の記事が掲載されました。


当日参加された70名以上の皆様には心より感謝いたします。慣れないオンラインの研修で、事前準備を含め調整が大変でした。残念ながら回線の都合で参加が出来なかった方がおられたのも残念でした。
また、山日新聞社の方も、取材に来ていただきありがとうございました。
さて、このヤングケアラー研修時に、参加者から寄せられたアンケート回答の一部をお知らせします。
・当事者の家族と言う視点だけで、「介護力」と見ていたことに気が付いた。
・本人がSOSを出しても気が付かないのでは意味が無い。
・勉強についていかないという場合、学力に問題があるのではなく、家族のケアのために時間を使ってしまい、自分の勉強が疎かになっているのではないかということに気が付かなかった。
・子どものサインに気が付くことが大事と分かった。
・県で当事者団体を取りまとめていただけるとありがたい。
・共感出来ない部分や納得いかない部分もあった。更に深めた講義をして欲しい。
この他、多数の意見をありがとうございます。
森山先生の講義にもありましたが、まず求められているのは「相談、発見」です。小さい頃からケアを担っている子どもは、日常の中の仕事として組み込まれ、自身が過度な負担があるケアラーであることに気が付いていません。勉強や部活など、いわゆる普通の子どもが経験する時間と労力を家族のケアに取られている。それが自分に課せられた日常だと思っているのです。
だからまずは周りの大人がそれに気が付き、ケアを他に委ねても良いのでは、と投げかける事が必要です。そしてそういう当事者の状況を集め、大人が何をすべきかを考えていく。
今後も、支援センターふえふきや笛吹市社会福祉協議会が開催する予定の研修会や勉強会が行われます。多くの方にご参加戴けるよう企画していきますので、どうぞよろしくお願いしまします。