「地域福祉推進委員さんてどんなことしているの?」をテーマに石和地域の推進委員の皆さんにお話を伺いました。
※誰もが安心してくらせる地域を作るために、地域住民の皆さんが行う内容を示した地域福祉活動計画が作られています。この計画に基づき、住民の皆さんが住みよい地域を作るための活動を中心になって行っていくのが 地域福祉推進委員会です。
今回は「環境美化グループ」の根津さんと笹本さんです。
社協:推進委員会に関わることとなったきっかけを教えて下さい
根津:それまで自分の住む地区に推進委員がおらず、区長を務めた際に関わったことがきっかけです。自分の知らない世界を見聞きしたい、自分の地域に推進委員会の活動を活かして活性化したい、という思いで継続して推進委員を続けています。
笹本:民生委員になった際に声がかかりました。民生委員が関わっていくように地区で規約が変更になり、継続して関わっています。

インタビューに答える根津さん(左)と笹本さん(右)
社協:環境美化グループではどのような活動を行っているのでしょうか。
笹本:これまでに、市で行っているボランティアの清掃活動(笛吹市磨こうプロジェクト)の参加や、石和中学校と清流公園の清掃活動、地元の子どもクラブとの夏休みの清掃活動を行っています。
根津:地域の方にアンケートをとり、ゴミ問題で悩んでいる地区が多かったことが分かりました。コロナ禍で活動が制限されている中では、地域の皆さんに対して推進委員会を知ってもらうことも含めた、環境推進のチラシを作って回覧しました。

社協:日ごろお二人が地域で行っている活動を教えてください。
根津:区長としての役割もありますが、住民からの相談を受けての河川敷の清掃、地区の子どもクラブが地域のために清掃活動をする形を作ったり、地区での交流事業として新たに文化祭サロンなどを計画しています。また、地域の活性化のために駅周辺の4地区と一緒に「きたよん祭り」というおまつりを行っています。
笹本:地区のシニアクラブの会長を何年か務めています。高齢者が定期的に集まる場所を作り、やってみるじゃん(市の介護予防事業)や農閑期にはものづくりのサロンを開いています。子どもたちの登校を見守る北小安全ボランティアの会の代表をしたり、その流れで石和地域のボランティア連絡会の会長も行っています。

登校時の見守りボランティアをする笹本さん
社協:今後に向けて、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。
笹本:住みよい町づくりとは何か、と考えたときに、例えば自分の家の前が汚れているから、自分の庭を掃除するようなつもりで自分の家の前の道路まで掃除する、そんなことではないかと思います。一人一人が色々なものに率先して取り組んでいくことが支えあう地域づくりにつながると思います。今自分が関わっているボランティア活動などもしっかりとした基盤が出来上がっているので、新しい人に入れ替わっていきながら続いていってほしいですね。人と話をするのが好き、人に色々勧めるのが好きという人がたくさん現れて地域を活性化していってくれるといいと思います。
根津:各地区で例えば月に一回くらい「〇〇の日」とか名前を付けて清掃活動をする取り組みができるといいなと考えています。見て見ぬふりが地域の困っていることにつながるので、各地域において日ごろから活動することで色々なことを見直しする時間を持ってほしいと思います。
