10月18日、9時30分より、春日居福祉会館2階ホールを会場に、笛吹市自立支援協議会相談支援部会での障がい者虐待防止研修を開催しました。





対面方式とオンライン方式のリアル研修で、55名を超える参加となりました。
まずは講師の高橋由美弁護士から、「障害者虐待防止の理解と対応について」の講義を行い、虐待の類型や虐待の主体などを学びました。

今回の研修では、身体拘束とは何か、を中心に置いた研修となりました。令和4年度に義務化された項目には、施設職員は虐待防止の研修を年1回以上受けることや、法人内で虐待防止委員会の設置、そして身体拘束に関する委員会も設置の義務が課されました。これが相談員が一人のような小さい法人では、これらに対応することも難しいと言うことから、まずは峡東圏域で共通の研修を確立することも狙いとしてあったのです。
まずは身体拘束で虐待ではないか、と指摘された事例を紹介。この事例が果たして虐待なのか、虐待とするならどうすれば良いのか等、各グループに分かれて討議をしました。
最初の事例は、部会長の鈴木が関わった虐待(ではないかとされた)事例です。車いすにベルトで固定する方法は、果たして身体拘束となるのでしょうか。また、どのように対応すれば良かったのでしょうか。



オンラインでの参加は、圏域マネージャーの吉村さんが担当。各グループの意見を会場・オンラインともリアルに回して、様々な意見や検討を行いました。
参加の様子も様々。相談支援事業所や病院の相談室の方、就労支援事業所の相談員さんや市の保健師さん、また障がい当事者の方と、家族会の方も参加していました。

約2時間の研修でした。いくつかの事例を元に協議したのですが、兎に角深めようとすると時間が足りない。勿論、皆さん現場で様々な経験を積んでいらっしゃるので、色んな思いや状況を共有することが出来ました。
笛吹市、或いは峡東3市での取り組みとしての研修会。社協と市と各事業所の皆さんで作る相談支援部会です。この虐待研修は年に1回ですが、その他の事例検討会や当事者参加の演習なども行っていきますので、皆さまの参加をお願いします。
また、参加された方は、この感想や意見などをお寄せください。
メールアドレスは、shien03@fuefuki-shakyo.or.jp です。
笛吹市自立支援協議会相談支援部会長 鈴木勝利