支援センターふえふきで、火曜と金曜日に実施されてるデイケア事業では、今年もぎんなんの販売に向けて頑張っています。




このデイケア事業は、笛吹市の委託を受けて社協が実施する事業です。笛吹市には精神系の病院が無く、退院されて地域に戻っても、地域生活のリハビリを受けられる場が無く、また交流の場も無いことから、精神障がいの方が利用できる場として、支援センターがデイケアを実施しています。
デイケアでぎんなんを販売するのには目的があります。年末には恒例のクリスマス会があるのですが、その時のケーキを自分達の力で買って、一緒に食べようと言うのが狙いです。デイケアに通う方の中には、就労で賃金を得ようという希望は有りますが、まだまだそういった状況に無い状況の方もいます。自分で収穫し、大変な思いをして処理を行い、当事者で販売する。そうして手にした収益でお楽しみを得る。さて、今年はどうでしょうか。
ぎんなんの処理で大変なのが、果肉の処理です。例のあの「匂い」です。また果肉には皮膚が被れる成分が含まれており、皮膚に付かないように処理を行います。デイケアには精神ボランティアさんたちのお手伝いも加わり、皆で一緒に作業を行います。

今年は夏の暑さの影響からか、落果が遅く、例年よりも少ない収穫量です。

一旦収穫し、実を熟させて、洗い落とします。果肉が残っていると、カビが生えやすいので奇麗に洗い落とします。

平台に載せて数日間乾燥させます。

疾患のために長時間集中して作業を行う事が苦手、と言う方も、この作業は一度にやってしまわなければなりません。独特の匂いも、作業に集中すれば気にならなくなるようです。
改めて収穫量を確認しましたが、やはり少ないかな・・・と言う訳で、また別日に収穫に行こう、と決めました。
販売する時は、また広告しますので、是非にお買い上げください。販売は、春日居福祉会館にて行います。