「ボランティアについて知ろう!」
一宮西小学校6年生の福祉教育を実施しました。福祉教育と言うと車椅子体験や高齢者の疑似体験をイメージされると思います。今回は児童の皆さんに一宮町地域で活躍されている方々の活動を知り、自分達にもできる(ボランティア)こと、ボランティアをより身近なものとして感じられることを目的とした福祉教育を行いました。 【始めの会】
一宮町生活支援ボランティアの会 雨宮さん
買い物や掃除、ゴミ出し、草取りなど生活の中で困っている (不自由な)ことのお手伝いや、お一人暮らしの方のお話を聞く(傾聴)活動をしています
シルバー体操指導員 辻本さん
シルバー体操指導員として公民館や支所、交流会やおまつりのステージなどで皆さんに体操を教えています。自分の出来ることを地域の方と楽しみながらボランティアをしています
目の不自由な方への広報の吹き込みを行っている箸本さん
手話をきっかけに目が不自由な人のお手伝いをする人が少ないことを知り、朗読のボランティアを始めました。市のお知らせが伝わるよう広報の吹き込み(声の広報)のお手伝いをしています
一宮町福寿会(シニアクラブ)を通し地域活動をしている中村さん
グラウンドゴルフやゲートボール、ハイキング、ごみ拾い、旅行や研修への参加などシニアクラブの人達と一緒に楽しみながら地域を活性化する活動をしています
いちのみやボランティアの会 海野さん
高齢者施設でドライヤーかけやお茶出しのお手伝い、ハンドベルや踊りなど好きな(得意な)ことを発表し、みなさんに楽しんでいただきたいと活動しています

第2層協議体 支え合う地域づくりを行っている渡部さん
児童の感想
ボランティアは、「大人になってから。」 や 「今の自分に出来ることはないかな?難しいな?」 と思っていた児童が多かったようです。今回講師となっていただいた6人の方それぞれが行っている活動について話を聞き、地域の活動に参加する、日頃から地域の方にあいさつをする、自分の好きなことを発表するなど様々な形のボランティアがあることを知り、ボランティアをより身近なものに感じることができた様です。
0553-47-2288
児童のみなさんにお話しして頂いた内容を紹介します。



「ボランティアは人に言われたからではなく、自らすすんで社会のためにすることなんですよ。」「学校に行く時など顔を合わせた時に進んであいさつすることも大切なんですよ。」と話されていました。



「ちょっとみんなで頭の体操をしてみましょうか。」と左右の指で別々の図形を描くという頭の体操をやってみました。両手が同じ動きになってしまい「難しいね。」という声が聞かれました




「広報を読んだことはありますか?」の問いに「見たことはある。」「この間ちょっとだけ読んだ。」と答えていました。また、朗読のボランティアはあまり知られていなかったようで興味津々な様子でした。手話に興味を持った児童もいました。



「自分のためにしていることが他人(ひと)のための活動にもなるんですよ。」「みなさんの地区にもみんなで参加する行事があると思います。地区の行事に参加をすることもボランティアにつながっていきますよ。」と話して下さいました。



「みなさんの得意なこと、好きなことは何ですか?それをみんなに見せてあげることもボランティアなんですよ。」と伝えて下さいました。


最初に第2層協議体生活支援コーディネーターの窪田さんから「今は3人で1人の高齢者を支えていますが2050年、皆さんが39歳になった時は1人で1人の高齢者を支えるようになります。高齢者も支えられる側だけでなく、自分達の得意なことをしたり、居場所作りをしながら支える側にもなり、社会の中で生き甲斐を持ちお互いが助け合う地域づくりが必要なんですよ。」と説明がありました。
渡部さんからは一宮町の高齢者の困りごとを知るためにアンケートの実施をしたり、自分達にできることは何か、どんな仕組み作りが必要かなど出来ることをみんなで考えることも地域のボランティアにつながるんですよ。」と話がありました。

「あいさつから始めるでもいいんだ。今日から地域の人に声をかけてみようと思う。」
「話を聞く、自分の出来ることを見せる。やろうと思えばすぐにできることがあるということが分かった。」
「ボランティアは大人になってからするものだと思っていたけど、自分がやろうと思えば簡単にできることがあるんだ。」

今後も学校と地域が協力して子どもたち(大人たちも)の教育に関わる福祉教育の場が地域に広がるようコーディネートしていきます。
声をかけ 支えあう町 いちのみや
支え合う地域づくり 一宮
一宮地域務所 中楯・中村
