今年1月から実証運行が開始された「のるーと笛吹」※
地域の障がい者が通う八代育美会のメンバーが
1月に実際に乗ってみた様子をレポートします!
まずは「どうやったら乗れるの?」を知るために、
自立支援協議会の当事者家族部会内で行われた
「のるーと笛吹」の説明会に参加
「まだ境川はルートがないけど、境川の人は乗れないの?」
「乗車予約を忘れちゃったらどうしたらいいの?」
実際に自分が使うことを想定したら質問が続々と...
しっかり自ら質問して理解を深めました
その足で市役所の企画課に出向き、利用登録を行いました
丁寧に分かりやすく教えて下さり、すぐに手続きが完了!
少し緊張しながら申請を待ちます...

企画課では市長さんにも声をかけていただいたり、
企画課職員の皆さんのおもてなしにメンバー一同感動しきりでした
その約1週間後、予約をして実際に乗ってみました
八代育美会の最寄り「森の上公民館」から乗車です

車内はとてもキレイで乗り心地も快適な様子
今回乗ってみたメンバーの皆さんからは、
「予約は心配だけど、今度は一人でも乗ってみたい」
「運転手さんが親切で優しく声をかけてくれたので安心して乗れた」
「ゆくゆく自分で運転が出来なくなったら、活用したいと思った」
・・・と、不安も少なく前向きな感想が聞かれました。

一方で、身体に麻痺のあるメンバーさんからは、
「乗り降りのときにコケちゃったら一人のときどうしようと不安」
との感想もありました。
今回は職員が予約のお手伝いをしましたが、
その数日後、実際に予約から乗車までを一人で行い、
通院にのるーとを活用したメンバーもいました
障がいのある方々の中には、交通手段が限られており、
自由な外出にも制限がある方も少なくありません。
のるーと笛吹を資源としてうまく使いこなせて、
社会参加や活動の幅がより一層広まっていくことを願います
そのためにものるーと笛吹がさらに障害の有無に関わらず
様々な人にとって活用しやすくなっていくよう、チャレンジして
障がい当事者の目線からの意見も伝えていきたいと思います
※のるーと笛吹とは?
路線バスのように決まった時刻表や運行ルートがなく、利用者からの予約に応じて、AI(人工知能)が最適なルートを考えながら運行する新しい乗合交通です。
八代育美会
支援センターふえふき