笛吹市では多くの「市民後見人さん」が活躍されています。
市民後見人とは?


その数、なんと17名!これは山梨県一番です。
それほど、笛吹市には意識の高い方が多く、たいへんありがたいことです。

判断能力が十分でない方を法律的に保護する仕組みである「成年後見制度」。利用者(被後見人)である認知症や知的・精神障がいのある方に変わって、財産管理や契約を行ったり、一緒に考えながら生活を支援します。後見人は弁護士や司法書士などの専門家の他、市民後見人養成講座を受けられた市民の方が担っています。
現在、笛吹市内で活躍されている市民後見人さん、およびこれまでに市民後見人養成講座を受けられた未来の後見人候補者さんたちを対象に、フォローアップ研修が開催されました。

健康科学大学の田村正人氏をお招きし、「意思決定支援と後見人に必要な視点」ということで講義をいただきました。
参加された方たちのまなざしは真剣そのもの。
普段、被後見人(利用者)さんと真摯に向き合ってくださっているからこそ悩む意思決定の難しさを改めて考え、「悩んだり考えるプロセスが大事なこと」や、「一度決めたからと言ってそれがすべてではないこと」等を振り返ることができました。
これからますます増える「成年後見制度」を必要とされている方に、安心して笛吹市で生活を続けていただけるよう市民後見人の担い手が増えることを願い、笛吹市社会福祉協議会後見センターでは、来年度も市民後見人養成講座の開催を予定しています。
今回の研修のようなフォローアップや毎月のミーティングで学びも行っておりますので、どうぞ多くの方に参加していただきたいと思います。