「災害はいつ起こるか分からない」、今年はそんなことを改めて思う方も多いかと思います。
なごみの湯の展示では、石和町井戸区の防災に関わる思いを込めた地域行事に関する展示が行われています。

昭和40年ころの井戸区は36軒の農家の集まりでした。地域⇒農業⇒家内安全という時代です。
遡る事、江戸時代。信仰集団富士講が広まり、水害などの災害が多かった、この農村地域では富士山信仰とかけて、五穀豊穣を願う行事を行うようになったと伝えられています。
当時は簡単に行けなかった富士山に見立てた山を作り、おはち巡りを地元で行い、大きな災害が起こらないよう、家内安全を祈りました。
時は流れ平成7年、このおまつり復活させ、子どもたちも含め、もう一度地域全体で、盛り上げていこうということになりました。公民館のすぐ近くにある井戸の山神社から道沿いに灯篭を立ててお参りをするということも、このころから始まりました。

子どもたちが作った灯篭。実物が展示されています。
防災は非常事態に備えることですが、そのためには日頃の地域のコミュニティでのつながりがとても大事になってきます。
井戸区では防災について、地域の方に関心を持ってもらうために、このようなおまつりなど様々なことに取り組んでいます。
井戸区の取り組みの展示を見ることで、皆さんにも自分の地域の防災について興味を持ってもらいたいとの思いで、今回の展示になりました。
また、併せて石和町地域福祉推進委員会防災グループが作成した地震の時の備えについてのパネルも展示されています。こちらもぜひご覧いただき、災害への備えにしていただければ幸いです。

感想ノートを置いています。よろしければ、今回の展示を見て感じたことなど、一言いただけると嬉しいです。
展示期間はなごみの湯が工事で休館になる前、今年の3月31日までです。
皆さんの来場をお待ちしています。
つなげよう、つたえていこう、温かい心、いさわ
石和町地域福祉推進委員会 防災グループ
(石和地域事務所)
055-262-1267
