「成年後見制度」という言葉を、聞いたことがありますか?


成年後見制度とは、認知症や精神障がい等のため、判断能力が十分でない方を法律的に保護する仕組みです。
現在、日本で約25万人の方が利用している制度ではありますが、潜在的なニーズのわずか2%のみの利用になっていると言われており、今後、ますます利用者が増えていくと予測されています。
今回、その「成年後見制度」について、専門職の方を対象に研修会を開催させていただきました。
参加者は市内外のケアマネジャーさんや相談支援専門員さん、高齢者や障がい者施設の職員さん、病院のワーカーさんなど、普段から専門的知識を持って市民の皆さまに接してくれている方々です。
講師に健康科学大学の山ざきさやか先生(*ざきは山に立つざき)をお招きし、「専門職のための成年後見制度入門」というタイトルでお話をいただきました。
山ざき先生には、専門職が成年後見制度を理解する必要性や、専門職として知っておいて欲しい知識、そして専門職として関わったことによる好事例などをお話いただきました。
今回の研修会に参加された方たちは、普段からアンテナが高く、笛吹の権利擁護に関心を持ってくれている方たちばかりなので、まなざしは真剣そのもの!大変、質の高い研修会となりました。
社協事務局としては、これだけ多くの専門職の方が参加していただけたことは笛吹市の権利擁護「成年後見制度」の未来は明るいなぁと嬉しく思ったと同時に、笛吹市の権利擁護の中核機関として身の引き締まる思いがしました。
山ざき先生の講義の前には、笛吹市福祉総務課の市川補佐より、「笛吹市の成年後見制度の取り組みについて」を。また講義の後には後見センターふえふきより「支援者のための成年後見制度ガイドライン」を説明させていただきました。
今回の研修は大変反響が大きく、ご案内の段階から定員を超える応募があり、お断りをさせていただきました方も多くいましたことをお詫び申し上げます。来年度の早い時期に同様の研修を開催させていただく予定です。
ご興味がある方がいらっしゃいましたら、ご気軽に後見センターふえふきまでご連絡ください

後見センターふえふき TEL055(265)5182 担当:塩谷・寄特