後見センターふえふきでは毎年、各町(石和・春日居・八代・御坂・一宮・境川・芦川)の民生委員・児童委員さんたちが定期的に行っている「民生委員児童委員協議会」の中で、権利擁護についてお話をさせていただいています。


今年度最後は、令和6年3月12日に行われた境川地区の民生委員児童委員協議会でした。
「地域で支える権利擁護について『自分らしい・その人らしい暮らしのために』」というテーマで、実際にあったAさんの事例を用いて、日常生活自立支援事業や成年後見制度、そしてその活動の担い手である市民後見人さんのお話などをさせていただきました。

Aさんは笛吹市内で生活をされている80代の女性です。ご自宅で生活されているのですが、身近に頼れる親族がおらず、認知症が進んだことで、支払いを忘れてしまうことがあったりご自宅の中で通帳を失くしてしまうことなどがありました。それに気が付いてくださった民生委員さんが、笛吹社協の地域事務所に相談してくださったことで、適切な支援「日常生活自立支援事業」に結びついた事例です。
どの協議会でも、民生委員・児童委員さんが真剣にお話を聞いてくださり、短い時間ではありましたが実りある研修となりました。
民生委員・児童委員さんは、地域のみなさんを一番身近で支えてくれている存在です。
権利擁護の視点からも、第一発見者であったり、相談に結び付けてくださる方であったり、実際に支援が始まってからも見守ってくれる方であったり、また実際に市民後見人などを担い支援者となってくださることもある心強い存在です。
民生委員・児童委員さん、いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いします!
後見センターふえふき
塩谷・寄特