4月30日は、ジチョーは笛吹市自立支援協議会の事業所連絡会に参加しました。年度の最初の会議では、年間の活動予定を協議したり、事業所間の意見交換などを行います。
令和6年度も継続する事業は、市役所内での販売会です。保健福祉館の1階に当たるスペースにテーブルを並べて、市内の障がいサービス事業所が出店をします。2か月に1回、昼の1時間程度の短い時間です。
笛吹社協では一宮障がい福祉サービス事業所であるスマイルが出店しますが、他にも障がい福祉事業所のハーモニーや石和授産園、春日居のくわの家なども出店し販売活動をします。基本的には現地で調理をすることは出来ず、施設で作ったお菓子や小物販売が主となります。
スマイルでは、特産物の桃やブドウを使ったジャムの出品とか、毛糸を使った小物を販売しています。これらの売り上げは、材料や水道代の一部を抜いた金額がそのまま工賃として支払われます。
つまり、スマイルの施設は、利用者には就労訓練(時には介護サービス)のサービスを提供しつつ、同時にその生産物を販売、企画管理する労務があるのです。福祉現場と言っても、「商売」をしないと利用者には工賃が払えないのです。利用者の福祉向上のために、市役所では販売協力としての活動を一緒に行っているのです。
販売会の日は、是非とも市役所の1階まで足を運んでいただき、工賃向上の為に売上にご協力ください。
その他、障害福祉課が企画するイベントの協力についてや、新しく出来た障がい福祉サービスの事業所の紹介、各施設での困りごとや共有したい情報を出し合いました。特に4月の報酬改定では、長時間のサービス提供をする、他の事業所と協働するなどをしている事などが評価対象となっています。大きくサービス提供をしている所には多くの報酬を出すと言う施政転換です。これらに対する各施設の工夫なども聞かせていただきました。
残念なのは、地域生活支援拠点事業のことが出なかったことでしょうか。実際にこの事業の対象者が居なかったことは良いことだと思いますが、「親なき後の生活」のための体験事業など、いざと言うときに困らない仕組みづくりはまだまだ進んでいません。
ジチョーでした。