支援センターでは、引きこもり対策のひとつで、地域サロン「はじめのいっぽ」を開催しています。精神疾患の方の中には、周囲の目が怖くなってしまったり、誰かに見られているという症状が強く出て、家から出られなくなる人も多いのです。特に疾患が長くなると、引きこもり時期も長くなり、10年単位で外出も難しいということもあります。
支援センターは、そういった疾患や障がいの方が気軽に利用出来る施設なのですが、それでも長く引きこもりのような状況にあると、足が出にくいのも事実です。
そこで、旧町村単位で出張の支援センターを作ろうと始めたのが地域サロンです。年間を通して、各地域にある様々な場をお借りして、少人数でサロンを開催しています。
さて、今回紹介する施設は、石和の山崎にある「りらく」さんです。ここは、以前小さな旅館だったところで、りらくさんがリニューアルし、障がい者の就労施設として運営されています。
りらくさんは、リラクゼーション施設として食事を提供したり、温泉を楽しめたり、一部は宿泊もできます。元の旅館施設を生かしているので、施設内に茶室があったり、和の雰囲気を残したままで経営をしています。この日も。一般の宿泊のお客さんの車もいっぱい、中には外国からの観光客も来るそうです。サロンの時も、障がいの方が従業員としてお茶を出してくれました。
今回はそこを会場に、地域サロンを開催しました。地域サロンの様子は担当者からお知らせします。
ジチョーはこの施設の紹介をします。
玄関も和の旅館の雰囲気そのままです。
室内も、凝った作りで障がいの就労施設というイメージではありません。食事をしながら、温泉を楽しむというコースもあります。お茶だけでもあります。
ここで就労訓練を受けている利用者さんの絵を展示していました。自分の力をそれぞれが発揮できる施設でもあります。今回は石和のボランティアさんも参加してのサロンでした。
インスタもやっていますので、チェックしてみてください。障がい者の就労施設、というイメージは無く、普通のお茶屋さんに来た意識です。
昔は、障がい者が働ける場が限られて、福祉工場とか作業所のようなところしか無かったのですが、今は様々なところで障がい者の働く場所を提供する意識が高まっています。
やはり、良い環境で働けるのは、社会参加の機会としても大事です。