支援センターでは、視覚障害の方々への事業として、声の広報発行事業の委託を受けて実施しています。
これは視覚障害があっても、市の情報を伝える手段として、広報ふえふきを読み上げて録音し、編集した上でCDにしたものを配布する事業です。
この録音・編集をしていただける奉仕員さんの養成と支援を行うのが仕事です。
この日は、その朗読奉仕員さん達のスキルアップ勉強会です。皆さんは自主的にサークルを結成し、サークル毎に手分けをして朗読、録音作業を行っています。
また、声の広報を作成するだけではなく、朗読を必要とされる方のところに行って朗読支援を行うこともあります。
支援センターふえふきでは、日中、障がい者が自主的な活動を行う場として地域活動支援センターがあります。この日は、センターを利用されている方が新茶を持ってきて皆さんと飲みたいという活動をしていました。その場で、実は別室で朗読奉仕員の皆さんも活動していると話をしたら、是非一緒にお茶を楽しんでいただけないかと言うことになり、皆さんでお茶を提供することになりました。
支援やお手伝いを「する側」と、支援を「受ける」側に分かれてしまいますが、そうではなく、自分ができることをできる範囲で一緒に行う。小さな「共生社会」ですが、小さな社会でも積み重なれば大きな社会になります。
一人一人が活動しやすい空間を、支援センターは提供し続けます。