笛吹市自立支援協議会の相談支援部会では、障がい児者に関わる相談員や、各機関の職員を対象に、事例検討会を実施しています。ジチョーは相談支援部会の部会長であり、また、地域での主任相談支援専門員であることから、これら事例検討会を回す役割であるファシリテーターを担っています。
この事例検討会。ジチョーが意識しているのは、相談員の応援です。よくある事例検討は相談員が受け持った障がい当事者さんの困りごとやサービス利用上の課題を検討するということを主とすることがありますが、ジチョーの意識する検討会は、相談員さんが何を考え、どのような行動を取ったかを検証しつつ、課題整理をお手伝いする手法です。いわば、スーパービジョンを元にした検討会を実施しています。
さて、6月18日午前。今回の事例提供者は甲府の事業所であるコスモアンシアという施設の相談員さんです。障がい児の事例を提供していただきました。サービスの話もするのですが、主眼はその障害児の生活環境の整理です。相談員さんが気が付かなかったこと、分かっていてもあえて言語化してみながら、相談員さんがどのような会話をしているのかで展開していきました。
今回は特に参加されていた方々も良かったですね。相談支援に関わる相談員さんは10名くらい。その他行政の職員さんが6名くらい。発言の切れ目が無いくらい、皆さん自由に意見を出していただきました。もっと時間を掛けて掘り下げてみたいところですが、終了の時間。特に事例提供者が熱く語る方であるので、参加者も影響を受けていきました。
こういった集団のダイナミクス。事例提供者だけではなく、参加者も疑似体験をすることによって、自分のスキルを上げていこうという気持ちが見えた2時間でした。
相談支援部会や事例検討会は定期的に行っています。次は参加してみませんか。
また、事例提供もしてくださいね。
ジチョーでした。