7月12日(金)、春日居福祉会館にて発達や成長がゆっくりなお子さんとご家族を対象に今年度1回目の音楽療法を開催しました


参加者の感想
療育コーディネーター渡邊さんより
名取先生より

今回は2組の親子と児童発達支援・放課後等デイサービスに通っているお子さんと職員の方が参加されました。
講師はミュージックケアワーカーの名取晃一先生です

始めに先生が電子ピアノを弾きながら、お子さん一人一人の名前を呼ぶと元気に手を挙げ返事をしていました。

先生のリズムと掛け声に合わせて時計周り、反対周りに歩きます。
始めはゆっくり、徐々にスピードUP。みんな大忙し

「好きなボールを取っていいよ」と言われると勢いよく走って取りにいき、気に入ったボールを手にニコニコ

お母さんや職員さんと一緒にリズムに合わせてシーソー、仲良くぎったん、ばったん

名取先生が楽器を目の前に差し出すと、始めはちょっとやさしく、徐々に強く・・・
音が出るのを楽しんでいました

そして、みんなで箱の中から好きな楽器を選び、名取先生の電子ピアノのリズムに合わせるように音を奏でました
始めは落ち着きがなく走り回っていたお子さんも、泣いてばかりいたお子さんもみんな笑顔になりました


ご褒美に春日居ふれあい工房の利用者さんと職員の方が作成して下さったうちわを
プレゼント
「アンパンマンとドラえもん、どっちにしようかな?」

ぬり絵になっているのでみんな好きな色でぬってね。

最後に名取先生や療育コーディネーターの渡邊さんに質問・相談をしたり、参加者同士で情報交換や感想を言い合う時間を設けました。

・初めて参加し、とても楽しかった。
・珍しい楽器がたくさんあり、子どもたちが楽しんでいた。
・普段は動き回っていてなかなか集中して何かをすると言うのは難しい子だけれど、体を動かしたり、楽器を叩いたり、参加することが出来て良かった。

音楽療法はとても良いものなのに、なかなか参加者が集まらないのが残念。より沢山の方に参加していただけるよう、周知の方法を考えていく必要があると思います。

始めは緊張していたのか音を聴いてくれない子もいたけど、徐々に集中して聴いてくれているのが分かりました。お子さんたちはちゃんと理解していて、音が止まると止まったり、しっかり見たり、聞いたり出来ています。
音楽療法の効果として
1.不安やトレスの軽減
2.音楽を使ってリズムやメロディを通じて言葉の発達を促したり記憶力・注意力の向上
3.打楽器やピアノなど楽器を演奏することで手と指の動きをコントロールする運動機能の発達などが挙げられます。
次回は9/7(土)の開催になります。「平日の参加は難しいよ。」という方はぜひご検討ください。
より多くの方に音楽療法を知っていただき、参加していただけるよう周知していきたいと思います。