令和6年7月20日(土)山梨市役所にて地域生活支援拠点の全大会が開催されました。
緊急時の相談に応じること、一時的な宿泊場所の確保、受け入れ体制。
入所施設や病院、親元からの地域移行に向けて、一人暮らしやグループホーム等の体験利用の機 会の提供、そのための相談や情報提供、各機関との連携や調整。
障害者の地域生活を支える専門的人材の確保と育成等。
「地域生活支援拠点」てなあに??

障害者の重度化、高齢化や親亡き後を見据えて、施設や病院等からの地域移行を進めるため、重度障害にも対応できる専門的人材を確保し、緊急時の相談や対応がスムーズに行える体制づくりのことです。平成30年から各市町村で整備が進められてきました。
令和6年度から、障害者総合支援法に位置付けられ、市町村で整備していくことが努力義務として設けられています。
第1部では、ハロハロの服部氏より、地域生活支援拠点が担う役割について、わかりやすく説明していただきました。
★どんな体制を整備していくの?



支援センターふえふきでは、過去に緊急時の相談支援に応じるケースがありました。
知的障害者と親子2人暮らしでしたが、ある日親が倒れてしまい救急搬送されました。家に残された子どもは重度の障害のため一人では過ごせなかったことから、急きょ基幹相談支援センターと連携して、障害者支援施設に受け入れを要請し、親が無事に退院するまで受け入れていただきました。
このような緊急事態も日頃から予測して、備えていくことは大切ですね!

第2部は、山梨市基幹相談支援センター守屋氏より、障害福祉サービスについて具体的に説明していただきました。
主に、「こんな生活がしたい」「こんな手伝いをしてほしい」という気持ちを応援する障害者総合支援法に基づくサービスの内容です。
福祉サービスの利用・手続きの流れや具体的なサービスについて紹介していただきました。
例えば、一人暮らしをしたいけど、いきなりでは不安・・・、訓練をしたいんだけど・・・
そんな時は、「共同生活援助(グループほーむ)」の利用はどうでしょうか・・・・など。
詳しくは、市の障害福祉課、基幹相談支援センターや相談支援事業所等へご相談を!
第3部は事業所説明会。各ブースをまわり、事業所の説明やちょっとした作業体験をするコーナーです。
当日は約46名の当事者、家族、支援学校教員、支援者等の参加がありました。
事業所は、就労継続支援、生活介護、グループホームの18事業所が集まり、笛吹市社会福祉協議会では一宮障害福祉サービス事業所スマイル(就労継続支援B型・生活介護)が参加しました!
一度にいろいろな事業所を知るよい機会ですね。
まだ支援学校の卒業は2年先ですが、今のうちに見ておきたい!と熱心に説明を聞いて方もいました。
スマイルでは、随時見学・体験をおまちしています。
