「委託相談とは?」
障がい児、障がい者、家族などの生活にかかわる一般的な悩みや相談に応じています。
例えば、ずっと家にひきこもっている方に日中活動や福祉サービス就労の利用支援や、家族関係で悩み自立したいけれど自信がないという方に、グループホームや自立訓練の紹介をしたり。
そのほか、障害者手帳や障害者年金などの制度や権利擁護にかかわること、専門機関への紹介など様々です。地域で自立生活が営めるよう、これからどうしたらよいかを一緒に考え、その方が自己決定していくプロセスを支援していくことなどが役割でです。
障がい児、障がい者とその家族などからの相談は、市の基幹相談支援センターが総合相談窓口になっていますが、そこからハーモニー、ぶどうの里、美咲園、支援センターふえふきの4事業所が「委託相談」として担当させていただいています。

「今回お話したこと」7月26日(金)
今回は不登校の一事例を題材にして、普段はなかなか顔を合わせることのない教育、福祉、医療のそれぞれの分野の支援者と語り合う機会をつくっていただきました。
放課後デイサービスやフリースクールなどの利用をきかっけに再び登校できたケースもあると思いますが、なかなかきかっけがつかめない場合どうしたらよいかなど、意見交換しました。委託相談の役割としては、福祉サービスへの利用支援を考えがちですが、大人の都合を押し付けていないだろうか、児童の思いや本音に耳を傾けているだろうか・・・など共有しました。
「教育と福祉の連携」
教育と福祉の連携の大切さは様々なところで聞こえてきますが、実際に誰がどのように役割を果たし、展開していくのかがとても重要だと思っています。自分とは立場の違う支援者が同じ話題について、どんな視点や考えをもっているのか、課題や限界を感じていることは何かをお互いに知ることがまず大切だと思いました。お互いの考えや立場を理解しながら一緒に考えていく場はまだ多くはありません。そのような場づくりと、その中で自分の役割を考えていくことが必要だと改めて実感する良い機会となりました。
余談ですが・・・
先日8月5日(月)に行われた「発達障害支援関係機関連絡会議」では、委託相談事業所も事務局として参加しています。昨年度、「笛吹市発達障がい支援MAP」が仕上がりました。発達障がいの連絡会議は、様々な分野の支援者と交流できるとても良い機会です。このマップの関係機関との連携が立体的に展開され、うまくいったことや課題を共有していけると良いと思います。
支援センターふえふき 委託相談担当:依田