9月19日の午前のお仕事の様子から。
笛吹市自立支援協議会には、当事者家族部会があり、毎月市役所内で部会を開催しています。今日は市内の事業所である「くわの家」さんが、山梨市にオープンさせた「マルベリーホーム」というグループホームの紹介でした。
くわの家の代表である雨宮さんから、マルベリーホームの紹介と実情、利用者の様子などを約20分間で話をしていただきました。グループホームで展開する自立生活とは何か。くわの家が目指す自立生活は毎日の積み重ねであり、グループホームだからこそ出来る自立があることなどの説明がありました。
このマルベリーホームは、以前にも当ブログで紹介していますので、そちらも併せてご覧ください。
当事者家族の皆さんの思いとすれば、新しくグループホームが出来たとはいえ、重度の障がいの方が入れる状況にはなっていないこと、例えば親も高齢になって来ており、重度の子(50代)が安心して預けられるとは言えないと思う。どうすればいいのだろうかと話します。
雨宮さんも過去の経緯を紹介し、自分も様々な環境から重度の方々の行先を考えて来たが、現在展開している他のサービスの利用者さんの状況も鑑み、結果的にこのグループホームの形式となったこと。例えば補助金を使うにしても潤沢なものでは無く、限りがある中での建築であり、その分経営的な面でも制約があったこと等、リアルな話をしていただきました。
今後、笛吹市にもグループホームは増えていくと思われます。でも、それを地域の皆さんはどのように受け入れ、また災害時にも安心して暮らせるようなホームになっていくか、課題は沢山あります。
いずれにしても、障がいの方が一人でも多く暮らすことが出来る環境が一つ増えたことは大きな進展です。
残念ながらこれらの話を更に深める時間も無く、ジチョーは次の現場に向かいました。
11時半、次は春日居小学校です。 (次のブログに)