9月4日。笛吹社協が主催する、市民後見人養成研修では、ジチョーは「精神障がいの理解」を受け持っています。
精神障がいと言っても、医学的には統合失調症やうつ病、アルコール依存や薬物依存などありますが、ここでの講義ではそういった医学的知識だけでなく、これらの精神疾患を元にした生活の困りごとは何か、そして、周りはどのように支援をしたら良いかを伝えることが使命です。
精神障がいと言うと、世の中にまん延するのが「精神障がいは怖い」というイメージだと思います。でも、実生活の中で、精神障がいの方が犯罪の加害者になる率は低く、むしろ犯罪の被害者になることの方が遥かに多いのです。これは日本だけではなく、世界的な課題でもあります。
だからこそ、市民後見人の様に生活レベルで寄り添うような支援が必要となります。
自分が受け持つ時間は50分と短いですが、出来るだけ多くのことを伝えようとすると、資料が多くなってしまいます。これからも皆さんには精神障がいの事を知っていただきたいと思うので、出来るだけシンプルに、リアルなことを話す時間にするよう、日々研鑽です。
さて、笛吹市の市民後見人講座では、精神だけではなく知的障がいへの知識も勉強していただきます。
講師は、社協の元職員だった、また元後見センター職員だった萩原さんです。
萩原さんは春日居地区で放課後デイサービスという障がい児のサービス事業所を立ち上げて運営しています。実際に関わっている生のリアルな話は面白いです。
市民後見人養成研修は、年に1回の講座となりますが、全部の科目だけではなく、部分部分の聴講も可能です。様々な講師陣に講義を依頼していますので、興味のある講座だけ受けて、その上で興味が深まったら、全講座を聞くということも出来るので、来年こそ受講してみませんか?
勿論、障がいについて、地域福祉について知りたいということであれば、個々に対応しますので、お気軽に相談していただければと思います。
よろしくお願いします。