この夏の間に、支援センターふえふきには3名の実習生が来ていました。その最後の実習生が、9月24日を持って終了しました。
最後の実習科目は「アセスメントと支援計画作成」です。
実際のケースとして、地域活動支援センター3型の春日居ふれあい工房を利用している三沢さんにお願いして、実習生が聞き取りを含めたアセスメントをさせていただきました。
三沢さんは、市民後見人である出ッ所さんと一緒に、生活の様子を話していただきました。三沢さんは一人で生活し、毎日徒歩でふれあい工房に通っています。買い物も近くのスーパーに、通院も電車とバスを乗り継いて一人で通っています。それでも分からないこと、不安なことを市民後見人である出ッ所さんと話し合いながら生活をしています。
そんなことを実習生は聞き取りつつ、三沢さんの支援計画を構想していきます。大事なことは、このまま地域で暮らし続けていくこと。福祉サービスをどう活用するか、も大事ですが、地域でどのように生きていくか。とても広く、深い課題です。
初めての支援計画作成ということもあり、1日悩んで計画書が出来上がりました。
これが初めてという割には、良く出来た計画書になっています。
この完成を持って、実習は卒業となりました。
24日間と長い実習。これからは国家試験の受験勉強と、卒業論文などに集中するそうです。
テキストには沢山の付箋が。実習初日には新品だったのが、終わる頃には良い意味でくたびれるほど。沢山勉強していますね。
冬には国家試験にチャレンジするとのこと。笛吹社協での実習が、生きた学習になっていれば良いのですが。
将来の社会福祉士と精神保健福祉士になる卵。来年は現場でお会いしましょうね。
支援センターには、社会福祉士と精神保健福祉士の実習を受け持つことができる、実習指導者の資格を持った職員が在籍しています。社協の職員として働いてみたいと思う社会福祉士、或いは精神保健福祉士の取得を考えているならば、社協での現場実習も考えてみてくださいね。