その1では、久しぶりに会ったまゆなさんのことを書きました。同じグループになったことで、以前のまゆなさんのことをグループ内で少し紹介しました。
グループ内の皆さんの困りごとをそれぞれが話すこととなりました。困りごとは各人の個性が出るところです。やはり精神系の疾患がある方だと、どうしても人間関係や社会の中での孤立化が問題になってきます。
身体の方は、環境面でのバリアに問題を感じていることが多い傾向になります。
ジチョーも下肢障がいのある障がい者で、普段は困りごとは無いのですが、環境によって一番差が出るのはトイレです。ジチョーは和式トイレが「恐怖」です。
まゆなさんも、その友人も車いすで街中を移動できますが、困りごとは建物バリアだそうです。トイレも自分で出来るか、また事前にgoogleで調べて行っても、実際にそのような環境にはなっておらず、難儀しているとのこと。この話はまだまだ続きますが、そこでも課題が。
まゆなさんがまだ小学生だった時に、笛吹市自立支援協議会当事者家族部会にて石和の街障がいガイドマップなるものを作りました。2016年以前のことですから、当時はまだスマホやらパソコンのアプリの充実も無く、基本は手作りです。
より実用的なマップにしようということで、当事者が直接街を動いていこう、客として入店し、その設備を肌で感じようということになり、皆で店を食べ歩きし、実際の様子をマップに落としていく作業を部会で行いました。
当時はそういいうことが流行りというか、自立のためには何かしようと言うことで、マップ作りはどこでも行われているものと思っていました。
残念ながらそのマップは利用されていないようです。勿論こんなに時間経過しているので、更新してしなければ状況は変わります。今でこそデータ化という声はありますが、では一体誰が。
という訳で、せっかく良いものを作っても、それを継いでいくこと、更新していくこと、利用すること、意見を言い合うことが続いていかなければ、消えてしまうものなのだと感じました。
改めて、困りごとを個人の問題にしていたら、今迄のものも、今から出来ていくべきものも消えてしまう。まゆなさんの姿を見つつ、改めて自身のこの先を感じて、残すべきものは何かを考えています。
時間はあっという間ですね。