10月1日は、もうひとつのイベントがありました。
山梨県防災新館のやまなしプラザオープンスクエアで行われた、「みんなのフォーラム かたりば」です。これは、山梨県自立支援協議会権利擁護部会が主催したもので、県内の障がい当事者や家族、様々な支援者が集まって、座談会をするものです。13時30分から、約2時間の話し合いです。
これは、学校の先生が来ての講演会形式ではなく、出席者全員がグループに分かれ、ひとつのテーマで話し合いを行います。「一人暮らしの良いところ悪いところ」「グループホームでの生活とは」「これからのくらしについて」などを自由に話します。
ジチョーのグループの話を紹介します。
ジチョーがとても気にしていた一人の女性がいます。それは、2016年に実施した「障害者が地域の防災訓練に参加する試み」で、石和地区から参加してくれた、まゆなちゃんでした。彼女がまだ小学生の時に、地域の防災訓練に参加してもらいました。
こちらは、広報誌「かけはし」の記事になります
その後彼女は高校に進んだのですが、まゆなちゃんは一般の高校に行くことを望みました。しかし、彼女にとってはそれは難しい選択でもあったのです。結果、家族の協力の元、進学したことを聞いていました。
しかし、その後の様子は聞いていませんでした。
久しぶりに自分の前に居た女性は、現在大学に通っている彼女でした。もう、まゆなちゃんではなく、まゆなさんになっていました。時間の流れはなんと早いのでしょうか。
昔は声を掛けても、小さな声で話す少女でしたが、今日の彼女はそうではありませんでした。皆の前で堂々と自分の夢や思いを話す女子大生です。今でも通学には支援を必要としているけれど、色々な人たちから協力してもらって頑張っているようです。同席した友人と仲良く話している様子を見て、とても嬉しい気持ちになったのですが。
同時に複雑な気持ちになったことも起きたのです。
それはまた次のブログで。