10月5日の土曜日は、山梨県立大学にて行われた、精神保健福祉に関する研修会で、シンポジストとして登壇し発表しました。
正式名称は、「令和6年度甲州・東海ブロック家族会 精神保健福祉促進研修会 山梨大会」です。
主催は全国精神保健福祉会連合会、山梨県精神障害者家族会連合会です。
シンポジストの一人が、急に欠席になったとのことで、精神障がいの家族会の竹下さんよりお声がけをしていただきました。大会テーマが「当事者・家族が地域で安心して暮らすには」とのこと。共生社会のありかたもテーマですと言うことでした。急なお話ではあるものの、笛吹社協、支援センターふえふきでは、まさにこのテーマにて地域福祉、障害福祉を推進しています。どのような内容でも、またどのような事業でも発表出来ますとお答えし、依頼を受けました。
飯田キャンパス講堂には、遠くでは静岡から団体バスで参加された方々も居ました。当事者や家族の方以外にも、精神科病院に勤務の方や、福祉関係者も参加されていました。
まずは、山梨県障害福祉課の部長さんや甲府市の部長さん、関係各所の方の挨拶の後に、基調講演として、兵庫県富岡保健所長である柳尚夫氏から、「精神障害者の自立した生活と家族のありかた」をテーマに90分の講演がありました。精神科病院の退院が進んでいないことや、せっかくある福祉サービスの利用が伸びていないこと等を指摘され、ピアサポーターの活用なども強く訴えていました。
後半はいよいよシンポジウムです。山梨県から志田医師が司会となり、5名のシンポジストが発表。
次長も5人目のシンポジストとして発表をしました。山梨県の精神の現状や、市や障がい福祉サービス事業所での様子や現状などを話され、入院中から地域への移行の事、地域拠点の事などを話していました。その中の一人は、ピアサポーターとして活躍されている横田さんでした。
ジチョーは、サービスの事、退院の事は触れずに、地域での精神障がいの方の活動などを発表しました。
それぞれが違う趣旨、目標にて発表され、「地域での安心」は今後どのように構築していくのかを最後に志田医師がまとめ、閉会になりました。
精神障害者が地域で安心して暮らすためには、サービスをフルに使っての支援を広げるという視点、現状の課題は何かを掘り下げる視点、当事者が考える活動の形態、そしてジチョーが発表した地域との共生など、ひとつのことを話しているのに、全く違う趣旨で広がるシンポジウム。ジチョーはとても楽しく発表させていただきましたが、参加された方はどのように受け止めたでしょうか。
以下は当日の資料となります。主は、地域防災訓練に障がい者が参加する試みを編集したものです。
支援センターは、こういった試みを事業としてやっていますので、必要な際にはぜひお声をお掛け下さい、職員が発表なりを行います。よろしくお願いします。