全国社会福祉協議会が発行する、月間ボランティア情報の12月号に、支援センターの事業である「障害者が地域の防災訓練に参加する試み」が掲載されました。ジチョーが代表して取材を受けたため、ジチョーの写真がメインに掲載されていますが、ジチョーだけの事業ではありません。センター全員で取り組む事業です。
平成24年から始まったこの事業ですが、笛吹市障害福祉課や各担当課の皆さん、自立支援協議会、家族会、地域福祉課など様々な機関と協働しながら実施してきました。当初は地域で生活する障がい者を地域の皆さんが助け、一緒に避難所に避難をするということをしてきました。
ところが例のコロナです。地域では防災訓練も中止となり、そもそも人が集まって実施する事業も制限があり、実質的には当事業を中止せざるを得ない状況になりました。
同時に、東北の震災や熊本の震災など、大きな災害があったあと、避難所生活を強いられている障がい者や高齢者の中には、孤立したり障がいや病気が悪化するなどの二次被害も発生することが問題視されていました。
また、当社から「障がい者は助けられるだけの存在か」というのも課題としてあり、障がい者が地域の皆さんを助ける側に回ることが出来ないかも検討してきました。
そんな中実施したのが、防災ボランティア活動に障がい者が参加し、ボランティアとして活動をすることを立案、実証しました。
社協は震災などが発生した際、ボランティアセンターを開設し、ボランティアのコーディネートをします。山梨県でのボランティアセンター開設訓練を山梨市で行うと聞き、2名の障がい当事者が参加しました。その時の様子は社協のブログにも掲載していますので、どうぞご覧ください。
これらの取り組みを見た全社協の担当者が見て、取材をしていただきました。
震災は忘れた頃にやってくる。出来れば起きて欲しくない災害ですが、災害関連による被害者を出来るだけ少なくするよう、その先を見据えた活動を今後も展開していきます。